ワタシが キモノの仕事をする理由
私が着物を着るようになったのは、6歳から始めた邦楽(箏)がきっかけです。
10年間、発表会では和装で演奏をしていました。
10代、展覧会のゴッホの絵画に感銘を受け美術の世界に転身します。
和装からは離れますが、大学時代にアンティーク着物との出会いが訪れました。
「自由で大胆な構図」「鮮やかな色彩」「染織縫いの美しさ」。
それをコーディネートすることで、自分を表現する「媒体(メディア)」にもなり
かつ「実用的衣服」であるキモノに、強く魅せられたのです。
大学卒業後、舞台美術を学びキモノの世界へ。
「販売」からスタートし、やること全てが楽しく無我夢中で取り組みました。
数年後、いろんなお仕事をさせて頂けるようになったのです。
●「メディアスタイリング」
自分のイメージを具現化できる楽しさ
●「コーディネート」
お客様の魅力が引き出された瞬間の弾ける笑顔
●「お着付け」
美しいカタチを作り上げる喜び
●「着付レッスン」
自装ができた生徒さんの達成感
●「商品開発」
「あったらいいな」を具現化出来る面白さ
どちらもやりがいあるお仕事ですが、その中でも特に思い入れが深いのが「コーディネート」です。
コーディネートを通して、「自分らしさ」を表現することの「幸福感」「喜び」「楽しさ」を知りました。
それまで自分に自信が持てなかった私が、初めて自分はこれでよいのだという「自己肯定感」にも繋ったのです。
そして、キモノは豊かな時間・ココロをもたらします。
天然素材に包まれる「幸福感」「癒し」「安心感」。
「手仕事の美しさ」「色を纏う喜び」「四季の豊かさ」そして「丁寧に物事と向き合うこと」。
心に寄り添い、人生に潤いを与え、ドラマティックに生活を彩り、時に背中を押してくれる
私にとって、キモノはそんな存在です。
キモノは、民族衣装であると共に私たちを幸せに導いてくれるツールでもあります。
キモノを通して、一人でも多くの女性がより幸せをまた身近に感じて頂ける活動を、続けて参りたいと思います。
「生命」「生活」「人生」「生涯」という意味を持つ「Life」。
命の誕生、成長、結婚、人生の節目に慶びを表現する晴れ着。
生活に根差した、なにげない普段着。
そのどちらも、あなたの大切な人生の1ページに刻まれます。
様々な側面から、皆さまの「キモノlife」のお手伝いができましたら嬉しく思います。
Atelier Rico
コバヤシクミ